脳内小説具現館

一応、小説サイトです・・・もし読んでもらえたら・・・気に入った作品に・・・感想を・・・おねがいします!!

 2000-02-01 Tue  00:00   [短編]

世界が重い・・・


頭も重い・・・


体も・・・


まるで何かの重力にでも縛り付けられたみたいだ・・・


思考が停止する・・・




「あふ・・・」
「王子!!!」
「っひゃぅ!?」

眠気と言うまどろみの中から一気に現世にフィッシング
僕の中の無限に広がるネムネム海から見事に釣り上げられた

飛び起きたので王族の証の真っ赤な髪がなびいた
そのまま息つく間もなく・・・

「王子!!何回玉座で居眠りすれば気が済むのですかっ!!」
「いやぁ・・・なははは」

そう、ここは玉座
城の一番奥の青い柱が建っていて、もんのすっごいでっかくて
周りは赤ばっかでちらほら装飾品が見え、床には細かい線が入ってる城

「まったく、王子がそんなでは我等がトゥバイス王国の顔がたちませんぞ!」
「まぁまぁ・・・えっと、クアン?そんなに怒らないでよぉ・・・」
ダメっでございます。このクアン、王子が幼少の頃よりご教育をさせていただいて参りました!が!もう16歳となるのに何故このような・・・」

クドクドクドクドクドクド



「〜〜〜っふぅ、今日はこのくらいでいいでしょう」

はぅぅ・・・説教が頭の中で耳鳴りしてくるよぉ・・・

「えっと、クアンっ戦場の状況はどうなっている?」

顔を引き締めてたずねる

「はい、我等がトゥバイス軍は真に残念ながら押されており、ハミル橋まで戦線は後退しております」
「そうか・・・」
「原因は恐らく昨年、戦時中・・・味方の裏切りにより罠に貶められ、苦しくも戦死してしまわれた前王様の死去による士気の低下と武将の力不足だと・・・」

ギリッ
僕は歯を噛み締める

「・・・クアン、やはり僕は―――」
「ダメでございます」
「しかし・・・!僕が武に長けている事も知っているだろう!なんなら僕に勝てる奴を連れてこ―――」
「王子」

冷たく、そして悲しげな瞳

王家の人間は代々戦闘能力が高い。だから父さんも戦線へと向かった

「っく・・・ぅ・・・」



「・・・定時報告をします
畑の進み具合は順調、町の治安も順調、指名手配のティルは以前として捕まらず、それと次の謁見は〜〜〜〜〜」







「終わったぁ・・・」

玉座にだらしなく座りながら呟く
クアンは内務の為に他に行った、いつも心配してくれるのは嬉しいけど・・・もう少し加減してぇぇぇ

やっとゆっくりできる・・・
すると
嫌味な声が聞こえてくる

「お〜うじさま!」

相変わらずの太った体とやらしい目つき

「なんだ?」
「突然失礼!そろそろ新しい娯楽場を増やすべきだと思い、進言に参りましたっ!」
「なに?今は国の一大事だ、そんな時に娯楽場など増やしても仕方なかろう」
「いやいやいやいや!こんな時だからこそっ!でございますよ!民も気を休める場を欲し、ゆくゆくはそれが国の貢献へと・・・」

「だまれ」

僕はあらん限りの怒りと威厳を持って答えた

「うう・・・ぐ・・・、残念でございます、また別の機会に・・・」

こいつの事だ、自分の欲しか考えてはおらぬのだろう

「そっそれでは・・・失礼いたします・・・」

そうして王の間から去ろうと元きた道を歩き出す



・・・僕は耳が良い、だから聞きたくない事も聞こえる

「ッチ、ガキが・・・」




胸が・・・痛い・・・


こんな時はあそこに行こう




王室に戻り、王様ようの赤いマントを脱ぎ捨ててお気に入りの緑の服と深緑のズボンを着込む、王冠なんてポイッっとベットに投げる。歩きながらバランスとるのメンドクサイんだもの

そして窓から飛び降りる
ちなみに高さは大木一つくらい、楽勝だもん








「っん〜〜〜〜♪」


良い気持ちだ
ここは王国の池付近
緑がとても多い地帯であって池も澄んでいる
周りは森みたいに木がいっぱいなんだぁ

ちなみに僕の秘密基地だ

ここの池の真横にある僕が植えた芝生製ふかふかベットで昼寝するのが僕の一番の楽しみさ

いつもどおりそこに向かおうとしたら・・・

「っぁ・・・」
「ん〜〜〜?」

・・・見知らぬ男がいた・・・ちなみに黒の長髪で深い青の服と機能性の高そうな黒のズボンで、何かでっかい物に座って池を見ていたようだ

いやこんな事はどうでもいい

「よ〜〜〜〜ぅ!王子様っ!」
「あのっえっと、・・・こんにちは」

思わず礼をする

って!!!

「っじゃなくて!!」

「あぁ?なんだなんだ〜?」
「あなただれ!?どうして王宮の!しかも僕の秘密基地にいるのー!?」
「ああその事かっ!」
「ハァハァ・・・」
「暇つぶし♪」

見つめ合う男二人

「・・・・」
「・・・・♪」

「っだーーーー!」
僕は腰の剣を引き抜く
「くくくくせものぉ!!今すぐひっ捕らえて牢獄行きだーーー!」
「おおっ?中々い〜い構えだなっ、いっちょ相手してやるぜぇ?」

ズシン


ほえ?何この音

剣だ・・・とっても大きいや・・・うふふふ・・・
あれだなぁ・・・まるでそこらへんの木をちぎったみたいな大きさ・・・

「ってなにそれ!!」
「ああ?剣だよ剣、見てわっかんねぇの?」
「だだだだってぇ!見るからに普通の剣じゃないよぅ!」
「んじゃ大剣って事で♪」
「そんな適当な!?」
「よいではないかよいではないか♪」

こいつ・・・おちょくっているのか・・・?
あんな剣でまともに戦えるわけ・・・


「〜〜〜♪」


いやこいつ・・・・強い・・・
構えが隙だらけにみせているがそれは罠だ、うかつにそこに斬り込めば狙いすましたカウンターをくらい

・・・即死だろう

この男は斬り慣れている・・・


・・・どうするか・・・

「ん〜?どうした王子様〜?腕に自信がないのでちゅかぁ〜?」

「っなぁ!?」

「まぁ仕方ないよねぇ〜今までお城の中で引きこもりだったもんねぇ〜」

「ぼっ僕を侮辱するか!?」

「っま、剣の腕くらいは見てやるよ」


そういうと男が走ってこっちに斬りこんで来た

右に一閃

僕は身を屈める事で回避
とてもギリギリに、赤い髪が少し宙を舞った
すかさず僕は男の空いている脇腹目掛けて剣を・・・

「!?」

大剣の 柄 で攻撃された
僕の右腕に直撃
僕は距離を稼ぐ為に横にジャンプ・・・

しかしすぐに追いつかれ、真っ直ぐに斬って来る

僕は本能的に横へ回避
元いた僕の場所は半分に砕けている
僕はそのまま男の脚目掛けて剣を横から斬り込む
「おっと」
しかし、男は軽い調子で上に飛んだ
「おらよっ」
そして持っていた何かを僕に投げつけてきた
僕は瞬間的にそれを真横に斬る


ぶさぁっ


何かが僕の目に入る

これは・・・砂?

そう思っていたらすぐに世界がぐるんっっと回った

「ありゃ?」

ドシン!



思考が状況を読み込んだ

一つ目は僕の体が地面に横たわっている事
二つ目は・・・僕の喉元に大剣が当てられている事


「っ・・・」
「動くなよ〜?動いたらその短い髪と喉元が斬れちゃうよぉ〜?」
「こっこのさい髪はどうでもいいじゃないか!」
「気分だよ気分、さてどうするかなぁ」


・・・・っく


「・・・殺せ」
「あぁ?」
「僕はこの国の王子だ!そこらの下郎に脅される等あってはならない事だ!!」
「・・・そうかい、ならお言葉に甘えて」
「っっっっ」

死を覚悟した
世界が固まる
一瞬死んだ母上や父上の顔と泣き顔のクアンの顔が浮ぶ

ゴンッ

そして僕は死んだ・・・?
あれ・・・斬られたらこんな音するっけ・・・?

これ・・・は・・・・頭突き・・・









「はふ・・・」
「っよう目は覚めたかい?」
「!!!」

僕は池の草が生い茂ってるところにいた
体は・・・縛られてない、自由に動ける
この男は自分の横で池を見ていたようだ

「まったくひ弱な王子ちゃまだぜ」
「っなぁ!?」
「砂の塊を投げられた位でKOかよ、俺がここの敵国の兵士なら拍子抜けだろうよ」
「僕を侮辱する気か!?」
「事実じゃねぇのか?」
「は・・・くぅ・・・」

この男・・・むかつく〜


「んでお前名前は?」

なぁ?名前を尋ねる時はまずは自分から―――
あれ?僕の名前は・・・
そうだ
「トゥカ」
王宮じゃずっと「王子」って呼ばれてたから一瞬忘れてた

・・・自分の名前なのにね

「そうか、俺の名前はティルだ、一生覚えておいて損はないぜっ」

この男・・・ティルは笑いながらガッツポーズ
なんて自信だよ・・・


あははっ、でも最近こんな会話・・・した事なかったなぁ

ん?

なんかどっかで聞いたことある名前だな


「っま、よろしくなトゥカ」

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脳内願望人

脳内願望人

どうも変な場所に迷い込んでくださりありがとうございます。 小説サイトのつもりなので世の駄文を研究したい方や何か時間を使わないといけないけれど、何をすればいいかわからない方や暇な人はぜひお読みください。
ゆっくり読んでくれると嬉しいです。
あ、一応著作権は脳内願望人に帰ってくるってことで。え?盗む奴いない?
・・・ハハハ・・・。

そういえば、メッセンジャー始めました。メールは放置してますが、MSNのLiveなんとかでやってます。

nekomanma2226@yahoo.co.jp

よければー。





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